小児眼科を専門とする医師

全国において、小児眼科診療を専門に行っている医師の一覧が、掲載されています。

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お知らせ 一般の皆様へ

火傷と化学傷

■はじめに
熱による火傷や薬品を浴びる化学傷は、まれではありますが、失明につながる危険性があり、十分な注意が必要です。特に幼少のお子さんでは本人の訴えがはっきりせず、誰か目撃した人がいないと受傷時の状況がよくわからないことがありますが、できるだけ情報を集めることが大切です。また、眼科を受診する前に、ある程度の処置をしておくことが重要です。
■原因
火傷は、熱湯がかかったり、台所で調理中の油がはねることによって起こります。
化学傷を起こす薬品は、主に酸とアルカリに大別されます。 学校で理科の実験中に薬品が眼に入ることか多いのですが、家庭でもトイレ等の強い洗浄液には塩酸や硫酸が含まれていることがあります。また、運動場の消石灰、生コンクリートは強いアルカリ外傷を起こします。
一般に、アルカリは組織を腐蝕するとともに、中に残留するので、障害が顕著で、失明の可能性もあります。
眼に入った薬物の内容がわからないことも多く、説明書(能書)や瓶のラベルで確認できるので、それを持って病院に行って下さい。
■症状と経過
激しい痛みと、まぶたや白目の充血が起こります。
小さいお子さんの場合は、近くに煮立った物がないか、薬品の瓶や化学傷を起こす物質がないか確認してください。火傷も化学傷も、障害の深さによって、重篤度が異なります。表面にとどまる場合は、後で感染が起こらないようにすることが大切です。ただし、アルカリ化学傷の場合は、組織を腐蝕するので、失明の危険性があります。
■受傷直後の処置
火傷と化学傷の場合は、病院に連絡して受診する前に、受傷した学校や家庭で直ちに行ってもらいたい処置があります。
火傷の場合は、顔に流水をかけることは難しいので、冷たいタオルや氷を包んだ布でまぶたの上から10分以上冷やしてください。
化学傷の場合は、リトマス試験紙で酸・アルカリの確認できますが(涙は通常、弱アルカリ)、理科室でないと無理でしょう。そんなことより、眼に入った化学物質を直ちに十分に洗い流すことが大切です。通常は、2リットルの生理食塩水か水で洗浄する必要があり、早ければ早い程良いとされています。したがって、水道やシャワーの水で、できるだけ眼を洗ってから病院へ行くようにしてください。小さいお子さんの場合は、可哀想ですが、仰向けにしてまぶたを開け、水道の水を上から十分にかけるのが良いでしょう。これによって、化学物質の障害が随分と軽くなります。
■眼科の受診
上記の処置が終わったら、眼科を受診してください。
化学傷の場合は、化学物質の内容を明らかにする必要があるので、その瓶や説明書、箱、浴びた物質の一部等を持参してください。

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