![]() このたび、日本小児眼科学会理事長を拝命いたしました近畿大学医学部眼科学教室の日下俊次です。 まずは、本学会の発展に長年尽力されてこられた歴代理事長をはじめ、理事、会員の皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。特に前任の東 範行先生におかれましては2011年~2026年の長きに渡り、本学会の発展に卓越したリーダーシップをもってご尽力いただきました。そのご功績に改めて感謝申し上げます。私も甚だ微力ではございますが、本学会のさらなる発展のために全力を尽くしてまいります。 日本小児眼科学会は、小児の視機能発達や眼疾患に関する研究・診療レベルの向上を目的として活動してまいりました。小児眼科領域は、斜視・弱視のみならず、網膜硝子体疾患、緑内障、神経眼科疾患、先天眼疾患など幅広い分野を含み、子どもたちの生涯にわたる視機能と生活の質に大きく関わる重要な領域です。 一方で、わが国では少子化の進行や医療環境の変化に伴い、小児眼科医療を取り巻く状況は依然厳しいと言わざるを得ません。少子化に伴い、絶対的な患者数も減少傾向ですが、それに伴い、小児の眼疾患に若手医師が触れる機会も減り、苦手意識を持つ若手医師が増えているように感じています。このような状況だからこそ、小児をしっかり診察できる専門医の育成、地域医療体制の維持、多職種との連携、さらには新たな診断・治療技術への対応など、多くの課題に取り組んでいく必要があります。 本学会では、会員の皆様が最新の知識と経験を共有できる学術集会や教育活動をさらに充実させるとともに、若手医師の育成を積極的に支援してまいります。また、日本眼科学会、日本眼科医会、日本視能訓練士協会とも円滑な連携を深め、子どもたちにより良い医療を提供できる環境づくり、医療政策の推進を進めていきたいと考えております。 さらに、近年ますます重要性を増している国際交流にも力を注ぎ、アジア太平洋地域をはじめとする海外の研究者・臨床医との連携を推進し、日本発の知見を世界に発信するとともに、世界の最新情報を会員の皆様と共有できる学会を目指してまいります。 日本小児眼科学会が、会員の皆様にとって学びと交流の場であり続けるとともに、子どもたちの視覚と未来を支える学術団体として一層発展できるよう努めてまいります。皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 2026年4月 日本小児眼科学会 理事長 |


